比良夫君ひらおくん)” の例文
松男君まつおくん比良夫君ひらおくんんだ。そして足掛あしかけでたおそうとしたが、比良夫君ひらおくん相撲すもう選手せんしゅだから、ぎゃくこしをひねって松男君まつおくんしてしまった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
みんなはすこしいまいましくおもったが、かんがえてみると、それだけ比良夫君ひらおくん熱心ねっしんがつよいことになるわけだから、みんなは比良夫君ひらおくんゆるしてやることにした。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
ぐずぐずしていると、ついにかねにいってしまわれるおそれがあった。そこで、比良夫君ひらおくんのことなんかほっといて、みんなかねめがけてはしった。総勢そうぜい十五にんほどであった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)