“毒死(どくし)” の例文
具足部屋(ぐそくべや)、評定(ひょうじょう)の間(ま)、寝所(しんじょ)、みな広い床張(ゆかば)りで、そこには毒死(どくし)の侍(さむらい)もなくしんとしている。伊那丸(いなまる)の留守(るす)に錠口(じょうぐち)のさきからだれも人を入れなかったところなので——。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唯平次が驚いたのは、死骸は素人の眼にも異常で、毒死(どくし)の跡がはつきり判ることだつたのです。
そこは医師(いし)だから、すぐにもう毒死(どくし)らしいと気(き)がついたのだという。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)