たた)” の例文
何でも小石川の床店の組合が、たたみに来たと思ったんだそうで、やつは寝耳で夢中でさ、その癖、燃えてる火のあかりで、ぼんやり詰めかけてる人形ひとがたえたんでしょう。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)