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歯軋
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はぎしり
ふりがな文庫
“
歯軋
(
はぎしり
)” の例文
旧字:
齒軋
と法外な
雑言
(
ぞうごん
)
を申しますから、恒太郎が
堪
(
こら
)
えかねて拳骨を固めて立かゝろうと致しますを、清兵衛が
睨
(
にら
)
みつけましたから、
歯軋
(
はぎしり
)
をして
扣
(
ひか
)
えて居ります。
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから、右の足の甲で、左の上を
擦
(
こす
)
って、左の足の甲で右の上を擦って、これでもかと
歯軋
(
はぎしり
)
をした。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私にはしばらく前から睡眠中にギリギリ
歯軋
(
はぎしり
)
を噛むいやな癖がついてしまっていた。私こそ神経衰弱かも知れなかった。私は鳴尾君のことを「贋牧師」と呼んだりした。
西隣塾記
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
周囲
(
まわり
)
は
鼾
(
いびき
)
や
歯軋
(
はぎしり
)
の音ばかりで、いずれも昼の疲れに
寝汚
(
いぎたな
)
く睡りこんでいる。町を放れた場末の夜はひっそりとして、車一つ通らぬ。ただ海の鳴る音が宵に聞いたよりももの凄く聞える。
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
歯
常用漢字
小3
部首:⽌
12画
軋
漢検1級
部首:⾞
8画
“歯”で始まる語句
歯
歯痒
歯牙
歯噛
歯齦
歯朶
歯並
歯咬
歯切
歯磨