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此方
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こっちゃ
ふりがな文庫
“
此方
(
こっちゃ
)” の例文
永「七兵衞さん薪炭を使わんか、檀家から持って来るが、炭は
大分
(
だいぶ
)
良い炭じゃア、来て見なんせ……
此方
(
こっちゃ
)
に下駄が有るぞえ」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
眞「そんな事を云うても来てえるのは知っているからえけません、宵にお目に懸って
此方
(
こっちゃ
)
に泊っても
宜
(
え
)
いと云うたのだから」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
へゝゝゝ羨しい話じゃア有りやせんか、
此方
(
こっちゃ
)
ア未だぶらちゃらして居るんですから
直
(
すぐ
)
にまア野暮な事を云わねえでさ、面倒だア買っといておくんなせい
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何でも
宜
(
え
)
い、本当ね
私
(
わし
)
が
此方
(
こっちゃ
)
へ奉公に来た時始めてお
前
(
めえ
)
さんのお姿を見て、あゝ
美
(
おつこ
)
しい女中
衆
(
しゅ
)
だと思えました、斯ういう
美
(
おつこ
)
しい人は
何家
(
どけ
)
え
嫁付
(
かたづ
)
いて
往
(
ゆ
)
くか
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
永「うん
然
(
そ
)
うか、今金を遣るから、
若
(
も
)
し渡し口の方から
此方
(
こっちゃ
)
へ人でも来ると何うも成らぬから、模様を見て居てくれ、金の勘定をするからよう、封を切って
算
(
かぞ
)
える間向うを見て居ろよ」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
先方
(
むこう
)
では
私
(
わし
)
の物じゃから
遣
(
や
)
らん用を勤めたら金を遣るぞ、勤めをして貰うのは
当然
(
あたりまえ
)
だから、
先方
(
さき
)
へくれろ、それを
此方
(
こっちゃ
)
で只取ろうとする、
先方
(
さき
)
では渡さんとする、是が大きゅうなると
戦争
(
いくさ
)
じゃ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“此方”で始まる語句
此方様
此方側
此方衆
此方面
此方等
此方向
此方持
此方組
此方樣
此方人等