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此夏
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このなつ
ふりがな文庫
“
此夏
(
このなつ
)” の例文
所が
此夏
(
このなつ
)
高等学校の受験生の答案
調
(
しらべ
)
を引き受けた時の
手当
(
てあて
)
が六十円此頃になつて漸く受け取れた。それで漸く義理を済ます事になつて、与次郎が其
使
(
つかひ
)
を云ひ
付
(
つ
)
かつた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
此夏
(
このなつ
)
見た福神漬の缶と、望遠鏡が依然として
故
(
もと
)
の通りの位地に備へ付けてあつた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
与次郎は共同水道栓の
傍
(
そば
)
に立つて、
此夏
(
このなつ
)
、
夜
(
よる
)
散歩に
来
(
き
)
て、あまり
暑
(
あつ
)
いから、
此所
(
こゝ
)
で水を
浴
(
あ
)
びてゐたら、巡査に見付かつて、
擂鉢
(
すりばち
)
山へ馳け
上
(
あ
)
がつたと話した。
二人
(
ふたり
)
は擂鉢山の上で月を見て帰つた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
安之助
(
やすのすけ
)
は
叔父
(
をぢ
)
の
一人息子
(
ひとりむすこ
)
で、
此夏
(
このなつ
)
大學
(
だいがく
)
を
出
(
で
)
た
許
(
ばかり
)
の
青年
(
せいねん
)
である。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
夏
常用漢字
小2
部首:⼢
10画
“此夏”で始まる語句
此夏中