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欄杆
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らんかん
ふりがな文庫
“
欄杆
(
らんかん
)” の例文
その水の上へむかしの
泉殿
(
いずみどの
)
のようなふうに床を高くつくって
欄杆
(
らんかん
)
をめぐらした座敷がつき出ておりまして五、六人の男女が
宴
(
うたげ
)
をひらいておりました
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
渡
(
わた
)
りは二十間あまり、橋の
広
(
ひろ
)
さは三尺にたらず、
欄杆
(
らんかん
)
はもとより作らず、橋を渡りて
対
(
むか
)
ひの岸に
藤綱
(
ふぢづな
)
を岸の大木にくゝし
下
(
さ
)
げてあり。
之
(
これ
)
に
縋
(
すが
)
りて岸にのぼるたよりとす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
その群衆は、
普通
(
ふつう
)
、路上に形作らるるものに比べては、かなり大きいものであった。しかも、それが岸に
在
(
あ
)
っては堤防に、橋の上では
欄杆
(
らんかん
)
へとギシギシと
押
(
お
)
し
詰
(
つ
)
められている。
死者を嗤う
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
あの塔の上の怪物はもう写真にだけよりないのでしょうか。あの
世持橋
(
よもちばし
)
の
欄杆
(
らんかん
)
はどうなったでしょう。素敵な魚介の紋様が浮彫にされていましたが。あの円覚寺の
石矼
(
いしばし
)
は安全に残ったのでしょうか。
沖縄の思い出
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
その穂が始終ちらちらしてみがきこんだ柱や
欄杆
(
らんかん
)
や金屏風にうつっております。
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
欄
常用漢字
中学
部首:⽊
20画
杆
漢検1級
部首:⽊
7画
“欄杆”で始まる語句
欄杆伝