橋間はしま)” の例文
縞の財布よ、其の中に金が三両二分に端たが些とばかりと印形いんぎょう這入へえってたから、おとし主へ知らせて遣りたいと思って、万年の橋間はしまで船をもやって
いましめた橋間はしま船の贅沢さは、眼を驚かすものがあったのは当然として、それに劣らず、両岸の桟敷、涼みやぐらは、水面を圧する絃歌と、嬌声と、酒池肉林の狂態を競いました。
空は一面に曇って雪模様、風は少し北風ならいが強く、ドブン/\と橋間はしまへ打ち附ける浪の音、真暗まっくらでございます。
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
上見て通れといましめた橋間はしま船の贅澤ぜいたくさは、眼を驚かすものがあつたのは當然として、それにおとらず兩岸の棧敷、涼みやぐらは、水面を壓する舷歌げんかと、嬌聲と、酒池肉林の狂態をきそひました。