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楔子
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くさび
ふりがな文庫
“
楔子
(
くさび
)” の例文
この二人を継ぎ合わせる
楔子
(
くさび
)
はかの小鉄で、小鉄はダルトンの娘であるという事実が判った時にはわれわれも意外に思いました。
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
二つの溪の間へ
楔子
(
くさび
)
のように立っている山と、前方を
屏風
(
びょうぶ
)
のように
塞
(
ふさ
)
いでいる山との間には、一つの溪をその上流へかけて十二
単衣
(
ひとえ
)
のような
山褶
(
やまひだ
)
が交互に重なっていた。
蒼穹
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
これをまた大勢の神が見て
欺
(
あざむ
)
いて山に連れて行つて、大きな樹を切り伏せて
楔子
(
くさび
)
を打つておいて、その中に大國主の命をはいらせて、
楔子
(
くさび
)
を打つて放つて打ち殺してしまいました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
向うの要求は、勿論皆馬琴にとつて、余りに虫のいい事ばかりである。が、耳の遠いと云ふ事が、眼の悪いのを苦にしてゐる彼にとつて、幾分の同情を繋ぐ
楔子
(
くさび
)
になつたのであらう。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
賤
(
しず
)
ヶ
嶽
(
たけ
)
決戦の
楔子
(
くさび
)
はこの日に打ちこまれたといっていい。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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向うの要求は、もちろんみな馬琴にとって、あまりに虫のいいことばかりである。が、耳の遠いということが、眼の悪いのを苦にしている彼にとって、幾分の同情をつなぐ
楔子
(
くさび
)
になったのであろう。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
楔子
(
くさび
)
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
楔
漢検1級
部首:⽊
13画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“楔”で始まる語句
楔
楔形
楔形文字
楔型
楔石