“楔形文字”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさびがたもじ25.0%
せっけいもじ25.0%
せっけいもんじ25.0%
キュネイフォルム25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう際にはセリュローズばかりでできた書籍は哀れな末路を遂げて、かえって石に刻した楔形文字（くさびがたもじ）が生き残るかもしれない。
読書の今昔 (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)
楔形文字（せっけいもじ）のような、妙な字が行列した、所謂（いわゆる）ゾイリア日報なるものである。僕は、この不思議な文字を読み得る点で、再びこの男の博学なのに驚いた。
Mensura Zoili (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)
四千年まえの楔形文字（せっけいもんじ）、エジプトの黄金文化から、こんにちの原子力解放までやってきた。宇宙に存在しなかった原子まで作ることができるようになった。
おごそかな渇き (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)
しかし、まだそれだけでは、要するに別個の暗号を作るにすぎないし、またｑとｂでも同じようだけれど、それでは解答が、楔形文字（キュネイフォルム）か波斯文字（ネスキー）みたいになってしまうのだよ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) ／ 小栗虫太郎(著)