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桃花心木
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マホガニイ
ふりがな文庫
“
桃花心木
(
マホガニイ
)” の例文
豫備の客間と寢室は古風な
桃花心木
(
マホガニイ
)
と
臙膩色
(
えんじいろ
)
の家具類で、すつかりその目的に
適
(
かな
)
つた。廊下には
粗織布
(
キヤンヷス
)
を、階段には敷物を敷いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
その部屋のカミンに燃えている火も、
火
(
ほ
)
かげの
映
(
うつ
)
った
桃花心木
(
マホガニイ
)
の
椅子
(
いす
)
も、カミンの上のプラトオン全集も確かに見たことのあるような気がした。
彼 第二
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
いかにも、今迄気が付かなかつたが、其処の小さい
桃花心木
(
マホガニイ
)
の卓の上に、卓上電話が置かれてゐた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
尤もその代りこちとらの勤めむきは上品なもので、萬事にかけて清潔なことは金輪際、縣廳などでは見られたものでなく、
卓子
(
テーブル
)
は
桃花心木
(
マホガニイ
)
製だし、上役だつてみんな、『あなた』言葉だ……。
狂人日記
(旧字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
いかにも、
今迄
(
いままで
)
気が付かなかったが、其処の小さい
桃花心木
(
マホガニイ
)
の卓の上に、卓上電話が置かれていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
カミンも赤あかと火を動かしていれば、そのまた
火
(
ほ
)
かげも
桃花心木
(
マホガニイ
)
のテエブルや
椅子
(
いす
)
に
映
(
うつ
)
っていた。僕は妙に疲労しながら、当然僕等の
間
(
あいだ
)
に起る
愛蘭土
(
アイルランド
)
の作家たちの話をしていた。
彼 第二
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
敷詰めてある薄桃色の
絨毯
(
じゅうたん
)
にも、水色の窓
掩
(
おお
)
いにも、ピアノの上に載せてある一輪挿の花瓶にも、
桃花心木
(
マホガニイ
)
の小さい書架に、並べてある美しい
装幀
(
そうてい
)
の
仏蘭西
(
フランス
)
の小説にも
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
先刻の手紙は、恐らくこの
桃花心木
(
マホガニイ
)
の小さい卓で書いたのに違ひない。さう思つて見てゐる中に、ふと一枚のレタアペイパアに、英語か仏蘭西語かが書かれてゐるのに気が付いた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
先刻の手紙は、恐らくこの
桃花心木
(
マホガニイ
)
の小さい卓で書いたのに違いない。そう思って見ている中に、ふと一枚のレタアペイパアに、英語か仏蘭西語かが書かれているのに気が付いた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
花模様の青い絨氈の敷かれた床の上には、
桃花心木
(
マホガニイ
)
の
卓子
(
テーブル
)
を囲んで、水色の
蒲団
(
クション
)
の取り附けてある
腕椅子
(
アームチェイア
)
が五六脚置かれてゐる。壁に添うて横はつてゐる安楽椅子の
蒲団
(
クション
)
も水色だつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
桃
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“桃花”で始まる語句
桃花
桃花鳥野乳母
桃花木
桃花猫
桃花鳥
桃花文庫
桃花塢
桃花村
桃花江
桃花馬