“マホガニイ”の漢字の書き方と例文
語句割合
桃花心木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尤もその代りこちとらの勤めむきは上品なもので、萬事にかけて清潔なことは金輪際、縣廳などでは見られたものでなく、卓子テーブル桃花心木マホガニイ製だし、上役だつてみんな、『あなた』言葉だ……。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
いかにも、今迄いままで気が付かなかったが、其処の小さい桃花心木マホガニイの卓の上に、卓上電話が置かれていた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
カミンも赤あかと火を動かしていれば、そのまたかげも桃花心木マホガニイのテエブルや椅子いすうつっていた。僕は妙に疲労しながら、当然僕等のあいだに起る愛蘭土アイルランドの作家たちの話をしていた。
彼 第二 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)