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栢
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カヘ
ふりがな文庫
“
栢
(
カヘ
)” の例文
ほんの苗木ぢやつた
栢
(
カヘ
)
が、此ほどの森になつたものな。
畏
(
コハ
)
かつたぞよ。此墓のみ
魂
(
タマ
)
が、河内
安宿部
(
アスカベ
)
から石
擔
(
モ
)
ちに來て居た男に、憑いた時はなう。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
ほんの苗木ぢやつた
栢
(
カヘ
)
が、此ほどの森になつたものな。
畏
(
コハ
)
かつたぞよ。此墓のみ
魂
(
タマ
)
が、河内
安宿部
(
アスカベ
)
から石
擔
(
モ
)
ちに來て居た男に、憑いた時はなう。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ほんの苗木ぢやつた
栢
(
カヘ
)
が、
此
(
コレ
)
ほどの森になつたものな。
畏
(
コハ
)
かつたぞよ。此墓のみ
魂
(
タマ
)
が、河内
安宿部
(
アスカベ
)
から石
担
(
モ
)
ちに来て居た男に、
憑
(
ツ
)
いた時はなう。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
山蘰
(
ヤマカヅラ
)
として、祓へのしるしになる
寄生木
(
ホヨ
)
・
栢
(
カヘ
)
・ひかげ・裏白の葉などがあり、採り物として、けづり花(鶯や粟穂・稗穂・けづりかけとなる)・杖などがあつた。
ほうとする話:祭りの発生 その一
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
當麻路
(
タギマヂ
)
である。一降りして又、大
降
(
クダ
)
りにかゝらうとする處が、中だるみに、やゝ
坦
(
ヒラタ
)
くなつてゐた。梢の尖つた
栢
(
カヘ
)
の木の森。半世紀を經た位の木ぶりが、一樣に揃つて見える。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
▼ もっと見る
道は白々と廣く、夜目には、芝草の
蔓
(
ハ
)
つて居るのすら見える。
當麻路
(
タギマヂ
)
である。一降りして又、大
降
(
クダ
)
りにかゝらうとする處が、中だるみに、やゝ
坦
(
ヒラタ
)
くなつてゐた。梢の尖つた
栢
(
カヘ
)
の木の森。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
初春の飾りに使ふ
栢
(
カヘ
)
(榧)も、変化の意で、元へ戻る、即、回・還の意味である。
花の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
道は白々と広く、夜目には、芝草の
蔓
(
ハ
)
つて居るのすら見える。
当麻路
(
タギマヂ
)
である。一降りして又、大
降
(
クダ
)
りにかゝらうとする処が、中だるみに、やゝ
坦
(
ヒラタ
)
くなつてゐた。梢の
尖
(
トガ
)
つた
栢
(
カヘ
)
の木の森。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
栢
部首:⽊
10画
“栢”を含む語句
偃栢心
側栢
御綱栢
松栢
栢原
栢山
栢殿
深山偃栢心
這栢槇