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柴舟
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しばぶね
ふりがな文庫
“
柴舟
(
しばぶね
)” の例文
王子
(
おうじ
)
は
宇治
(
うじ
)
の
柴舟
(
しばぶね
)
のしばし目を流すべき
島山
(
しまやま
)
もなく
護国寺
(
ごこくじ
)
は
吉野
(
よしの
)
に似て
一目
(
ひとめ
)
千本の雪の
曙
(
あけぼの
)
思ひやらるゝにや
爰
(
ここ
)
も
流
(
ながれ
)
なくて
口惜
(
くちお
)
し。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
柴舟
(
しばぶね
)
も畑の農夫もみな帰ったのに秣山に草をくう美しい獣の群はよい草の香に酔いしれて穴に帰ろうともしない。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
今も変らぬ
柴舟
(
しばぶね
)
が、見る/\橋の下を
伏見
(
ふしみ
)
の方へ下って行く。朝日山から朝日が出かゝった。橋を渡ってまだ戸を開けたばかりの
通円茶屋
(
つうえんぢゃや
)
の横手から東へ切れ込み、
興聖寺
(
こうしょうじ
)
の方に歩む。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“柴舟”の解説
柴舟(しばふね)は、加賀百万石の伝統銘菓。
石川県金沢市で作られている和菓子。
柴を積んで川面を渡る川舟を柴舟(しばふね)と呼び、その形に似せて煎餅を反らし、生姜汁と砂糖を丹念に塗った伝統銘菓。
小麦粉地の煎餅皮に生姜汁と糖蜜を配合した引蜜を塗ってある。表面が砂糖で化粧引きされており、うっすらと雪のかぶった舟を連想させる。
(出典:Wikipedia)
柴
漢検準1級
部首:⽊
9画
舟
常用漢字
中学
部首:⾈
6画
“柴”で始まる語句
柴
柴折戸
柴垣
柴門
柴折
柴田
柴又
柴田勝家
柴刈
柴桑