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某年
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あるとし
ふりがな文庫
“
某年
(
あるとし
)” の例文
某年
(
あるとし
)
の晩秋の
夕
(
ゆうべ
)
のことであった。いつものように渋茶を
啜
(
すす
)
りながら句作に
耽
(
ふけ
)
っていた庄造が、ふと見ると窓の障子へ怪しい物の影が映っていた。
狸と俳人
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
それは
某年
(
あるとし
)
の秋のこと、新三郎の家では例によって新三郎が旅に出かけて往ったので、女房のお滝は一人児の新一と仲働の老婆を対手に留守居をしていた。
狐の手帳
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
その来宮様のいた処は、今の
静岡県
(
しずおかけん
)
加茂郡
(
かもごおり
)
下河津村
(
しもかわづむら
)
の
谷津
(
やづ
)
であった。
某年
(
あるとし
)
の十二月二十日
比
(
ごろ
)
、私は
伊豆
(
いず
)
の
下田
(
しもだ
)
へ遊びに往ったついでに、その谷津へ往ったことがあった。
火傷した神様
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
某
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“某”で始まる語句
某
某日
某夜
某氏
某所
某時
某町
某寺
某甲
某々