“谷津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やつ66.7%
やづ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれが茂十どんのいる谷津やつ村でございます。もう幾らもございませんから」
逗子物語 (新字新仮名) / 橘外男(著)
谷津やつ蓮台寺れんだいじ、加茂あたりまで出かけて行くことは難かしかつた。
女の温泉 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
その来宮様のいた処は、今の静岡県しずおかけん加茂郡かもごおり下河津村しもかわづむら谷津やづであった。某年あるとしの十二月二十日ごろ、私は伊豆いず下田しもだへ遊びに往ったついでに、その谷津へ往ったことがあった。
火傷した神様 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)