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枳殻寺
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からたちでら
ふりがな文庫
“
枳殻寺
(
からたちでら
)” の例文
或る人が
中
(
なか
)
ノ
郷
(
ごう
)
の
枳殻寺
(
からたちでら
)
の近所を通ると、紙の旗や
蓆
(
むしろ
)
旗を立てて、大勢が一団となり、
鬨
(
とき
)
の声を揚げ、米屋を
毀
(
ぶ
)
ち
壊
(
こわ
)
して、勝手に米穀を
奪
(
さら
)
って行く現場を見た。
幕末維新懐古談:18 一度家に帰り父に誡められたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
二人
(
ふたり
)
はベルツの銅像の前から
枳殻寺
(
からたちでら
)
の横を電車の通りへ出た。銅像の前で、此銅像はどうですかと聞かれて三四郎は又弱つた。表は大変賑やかである。電車がしきりなしに通る。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
過日
(
いつか
)
切通
(
きりどおし
)
の
枳殻寺
(
からたちでら
)
で施米があると云うから、この足で、
鮫
(
さめ
)
ヶ橋から湯島
下
(
くんだ
)
りまで、お
前様
(
まえさん
)
、小半日
懸
(
かか
)
って行ったと思わっしゃれ、そうすると切符を渡して、なお前様、
明日
(
あした
)
来い
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
二人はベルツの銅像の前から
枳殻寺
(
からたちでら
)
の横を電車の通りへ出た。銅像の前で、この銅像はどうですかと聞かれて三四郎はまた弱った。表はたいへんにぎやかである。電車がしきりなしに通る。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
枳
漢検1級
部首:⽊
9画
殻
常用漢字
中学
部首:⽎
11画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“枳殻”で始まる語句
枳殻
枳殻垣
枳殻籬