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来々年
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さらいねん
ふりがな文庫
“
来々年
(
さらいねん
)” の例文
人間
(
にんげん
)
というものは、
意外
(
いがい
)
なところに、
不思議
(
ふしぎ
)
な
因縁
(
いんねん
)
がつながっているものだ。
私
(
わたし
)
は、また
来年
(
らいねん
)
か、
来々年
(
さらいねん
)
、もう一
度
(
ど
)
この
港
(
みなと
)
に
塩
(
しお
)
を
積
(
つ
)
んではいってこよう。
塩を載せた船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
金に
糸
(
いと
)
めさえお着けなさらなければ今日中にでも起します、尋常の御相談ですと、来年に成りますか、
来々年
(
さらいねん
)
に成りますか、そこは
承合
(
うけあ
)
えません、墓どころじゃないでしょう
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
少しどころじゃないようですよ
僕
(
ぼく
)
の所に来る手紙によると。なんでも来年に開かれるはずだった博覧会が
来々年
(
さらいねん
)
に延びたので、木村はまたこの前以上の窮境に陥ったらしいのです。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「この月を忘れるなよ、来年の今月今夜、
来々年
(
さらいねん
)
の今月今夜、月が曇つたら……」
まぼろし
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
々
3画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“来々”で始まる語句
来々軒
来々月