“来々軒”の読み方と例文
読み方割合
らいらいけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わあ、ひでえ。趣味のわるい家だ。来々軒らいらいけん。シュウマイあります、と貼りふだしろよ」
斜陽 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ホラ来々軒らいらいけんっていう支那料理があるでしょう。あすこの角の所に、まだ人通りも少い朝っぱらから、真赤まっかなとんがり帽に道化どうけ服の、よく太った広告ビラ配りが、ヒョコンと立っていたのです。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)