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村重
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むらしげ
ふりがな文庫
“
村重
(
むらしげ
)” の例文
安土の援軍が着いたので、秀吉は
直
(
ただ
)
ちに、荒木
村重
(
むらしげ
)
の一軍をあわせて約二万を率い、そこの急援に
馳
(
は
)
せ向って、上月城の東方、高倉山に陣した。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信長は荒木
村重
(
むらしげ
)
との初対面に、刀で餅を刺して、壮士ならこれを
啗
(
くら
)
へ、と云つて突き出したが、後年
叛
(
そむ
)
かれてゐる。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
尼子勝久は自刃した。上杉
景勝
(
かげかつ
)
は兄を追った。荒木
村重
(
むらしげ
)
は謀反した。法燈暗く石山城、本願寺も勢力を失うだろう。一向一揆も潰されるだろう、天台の
座主
(
ざす
)
比叡山も、粉砕されるに相違ない。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
知っての通り、摂津の荒木
村重
(
むらしげ
)
と予の家とは、先代からの
知縁
(
ちえん
)
。予の代になっても、切るに切られぬ縁つながりでもある。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その力の、いかに
隠然
(
いんぜん
)
と、大きなものかは、現在、中央軍の直面している荒木
村重
(
むらしげ
)
一族の一
伊丹
(
いたみ
)
城すら、いまもって、
陥
(
お
)
ちないことを見てもわかる。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
摂津
(
せっつ
)
で信長を迎えた荒木
村重
(
むらしげ
)
はそういった。また、義昭を去って、姿をかくしている細川藤孝も、陣見舞に来て
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こんどの荒木
村重
(
むらしげ
)
退治の合戦にあたって、織田方に一
異彩
(
いさい
)
を加えた手勢がある。
九鬼嘉隆
(
くきよしたか
)
の
率
(
ひき
)
いる水軍だった。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
村重
(
むらしげ
)
誕生祝いの夜、城内より放火させ、お身近まで忍び入りましたところ、こはいかに、すでに獄舎は破れ、あたりは火ばかりで、おすがたは見あたりません。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「敵でも、よい人物には、人間として、尊敬をはらいまする。荒木
村重
(
むらしげ
)
は、賞めてよい男と信じますので」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
荒木
村重
(
むらしげ
)
をはじめ、城方の者はたれも疑わなかった。また彼女もそれになりきっていた。初めて城へ上った日、彼女は、西の丸の一間で、きょうから仕える人に
目見
(
めみ
)
えをした。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
荒木
村重
(
むらしげ
)
であった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
村
常用漢字
小1
部首:⽊
7画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“村重”で始まる語句
村重籐