“村立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんりつ66.7%
むらだち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時田ときだ先生、名は立派なれど村立そんりつ小学校の教員である、それも四角な顔の、太いまゆの、大きい口の、骨格のたくましい、せいの低い、言うまでもなく若い女などにはあまり好かれない方の男。
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
学校は村立そんりつで、児童の数は全部でやっと三十人足らずであった。先生というのは六十をすぎた実直な老人で、何でも村医者の親戚とかに当るおかげで教えているのだということであった。
後には外國人とつくにびとも尋ね入り、畫工の筆にも上りぬ。こゝはいにしへのツスクルムの地なり。栗の林、丈高き月桂ラウレオ村立むらだちある丘陵にて、今フラスカアチと呼ばるゝ處の背後にぞ、この古跡はあなる。