朝戸あさど)” の例文
また是と前後して生まれたかと思う風土記の物語の中にも「らに恋ひ朝戸あさどを開きればとこ世の浜のなみの音きこゆ」
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
寢苦ねぐるしおもひのいきつぎに朝戸あさどると、あのとほれまはつたトタンいた屋根板やねいたも、大地だいちに、ひしとなつてへたばつて、魍魎まうりやうをどらした、ブリキくわん瀬戸せとのかけらもかげらした。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)