“曹参”の読み方と例文
読み方割合
そうさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹裏館の秘密会で、王允おういんもいったとおり、彼の家柄は、元来名門であって、高祖覇業を立てて以来の——漢の丞相じょうしょう曹参そうさん末孫ばっそんだといわれている。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なるほど董卓とうたくは、貴公のいわれたようにこの曹操を愛していたに違いない。——しかしそれがしは、遠く相国曹参そうさんが末孫にて、四百年来、漢室のろく
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われは沛国譙郡はいこくしょうぐん(安徽省・毫県)の生れで、曹操そうそうあざな孟徳もうとく小字こあざな阿瞞あまん、また吉利きつりともいう者です。すなわち漢の相国しょうこく曹参そうさんより二十四代の後胤こういんにして、大鴻臚たいこうろ曹崇そうすうが嫡男なり。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)