“そうさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
曹参75.0%
宗参25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われは沛国譙郡はいこくしょうぐん(安徽省・毫県)の生れで、曹操そうそうあざな孟徳もうとく小字こあざな阿瞞あまん、また吉利きつりともいう者です。すなわち漢の相国しょうこく曹参そうさんより二十四代の後胤こういんにして、大鴻臚たいこうろ曹崇そうすうが嫡男なり。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やかましいっ。汝はそもそも、相国曹参そうさん後胤こういんで、四百年来、代々漢室の大恩を
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僧名そうめい宗参そうさんとの事であるが、この名は、しかも、幼い時の記憶のほか、それ以来の環境、生活、と共に、他人ひとに呼び、自分に語る機会と云っては実に一度もなかった。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女中が来て、お目にかかりたいお人がある……香山かやま宗参そうさん——と伝えて、と申されました、という。……宗さん——余りの思掛おもいがけなさに、一車は真昼にあおい星を見るおもいがしたそうである。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)