“宗参”の読み方と例文
読み方割合
そうさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僧名そうめい宗参そうさんとの事であるが、この名は、しかも、幼い時の記憶のほか、それ以来の環境、生活、と共に、他人ひとに呼び、自分に語る機会と云っては実に一度もなかった。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女中が来て、お目にかかりたいお人がある……香山かやま宗参そうさん——と伝えて、と申されました、という。……宗さん——余りの思掛おもいがけなさに、一車は真昼にあおい星を見るおもいがしたそうである。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)