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曲水
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きょくすい
ふりがな文庫
“
曲水
(
きょくすい
)” の例文
一双
(
いっそう
)
の
屏風
(
びょうぶ
)
の絵は、むら消えの雪の小松に
丹頂
(
たんちょう
)
の鶴、
雛鶴
(
ひなづる
)
。一つは
曲水
(
きょくすい
)
の
群青
(
ぐんじょう
)
に桃の
盃
(
さかずき
)
、
絵雪洞
(
えぼんぼり
)
、桃のような
灯
(
ひ
)
を
点
(
とも
)
す。……ちょっと
風情
(
ふぜい
)
に
舞扇
(
まいおおぎ
)
。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
入込
(
いりごみ
)
に
諏訪
(
すわ
)
の
涌湯
(
いでゆ
)
の夕ま暮
曲水
(
きょくすい
)
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
紫玉は耳を
澄
(
すま
)
した。道の
露芝
(
つゆしば
)
、
曲水
(
きょくすい
)
の
汀
(
みぎわ
)
にして、さら/\と音する
流
(
ながれ
)
の底に、聞きも知らぬ
三味線
(
しゃみせん
)
の、沈んだ、陰気な調子に合せて、
微
(
かすか
)
に
唄
(
うた
)
ふ声がする。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“曲水”で始まる語句
曲水山房