トップ
>
曲事
>
ひがごと
ふりがな文庫
“
曲事
(
ひがごと
)” の例文
お艶の
曲事
(
ひがごと
)
はまだこれのみでなし、年に二度の湯治行き、あれをお前さん達は、並の湯治とお思ひかへと、得意顔に説き出せば、藤助ホクホクうなづきて
野路の菊
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
奇怪きわまる
曲事
(
ひがごと
)
だ。ついに、父忠盛の生涯は、そんなものに、葬り去られてしまうのか。一体、昇殿問題とは、どういうことなのか。真の禍因は、何なのか。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『されば、このたびの
曲事
(
ひがごと
)
など、今どきの若い北面どもが、いかにも、やりそうなことではあるよ』
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
秀吉の
側室
(
そくしつ
)
に、うら若い
淀君
(
よどぎみ
)
とかいう美女が
侍
(
かしず
)
くようになって、
閨門
(
けいもん
)
を
繞
(
めぐ
)
る奥仕えの者たちから、いろいろな
曲事
(
ひがごと
)
が聞えて来ても、その寛やかな彼女の胸に、
小波
(
さざなみ
)
も立てることはできなかった。
日本名婦伝:太閤夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“曲”で始まる語句
曲
曲者
曲輪
曲線
曲角
曲物
曲玉
曲彔
曲舞
曲尺