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曖昧
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あやふや
ふりがな文庫
“
曖昧
(
あやふや
)” の例文
一枚二枚は
余所目
(
よそめ
)
を振らず一心に筆を運ぶが、
其中
(
そのうち
)
に
曖昧
(
あやふや
)
な処に
出会
(
でっくわ
)
してグッと詰ると、まず一服と旧式の
烟管
(
きせる
)
を取上げる。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
今後の世界に於て行わるべき、正しい精神病の治療法というものは、そんな
曖昧
(
あやふや
)
なもんじゃない。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
動物的の愛なんぞは何処かの隅に
窃
(
そっ
)
と
蔵
(
しま
)
って置き、例の霊性の愛とかいうものを
担
(
かつ
)
ぎ
出
(
だし
)
て来て、薄気味悪い上眼を遣って、天から
振垂
(
ぶらさが
)
った
曖昧
(
あやふや
)
な理想の玉を
睨
(
なが
)
めながら
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
批評家等が
誰
(
たれ
)
も許しもせぬのに、作家よりも一段
上座
(
じょうざ
)
に坐り込んで、其処から
曖昧
(
あやふや
)
な鑑識で軽率に人の苦心の作を評して、此方の鑑定に間違いはない、其通り思うて居れ
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“曖昧”の解説
曖昧(あいまい, en: ambiguity)または曖昧性(あいまいせい)は、狭義には、物事が二通り以上に決められ得ること、一意に決められないことを指す。
単語や文章が二通り以上の意味で解釈されうること(多義性)を主に指す。言語学や文学批評など、様々な分野で扱われる。
ただし日本語では、不明瞭なこと・はっきりしないこと全般を指し、広義に用いられることが多い。
(出典:Wikipedia)
曖
常用漢字
中学
部首:⽇
17画
昧
常用漢字
中学
部首:⽇
9画
“曖昧”で始まる語句
曖昧糢糊
曖昧模糊
曖昧宿
曖昧屋
曖昧朦朧
曖昧千万
曖昧茫漠
曖昧雑駁