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暴戻
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ばうれい
ふりがな文庫
“
暴戻
(
ばうれい
)” の例文
然れども彼等は
悉
(
こと/″\
)
く
暴戻
(
ばうれい
)
悪逆なる者のみにあらず。悉く兇横なる暴威を
逞
(
たくまし
)
うする者のみならず。中にはわが枕頭に来つて幼稚なる遊戯をなしつ
禧笑
(
きせう
)
する者もあるなり。
松島に於て芭蕉翁を読む
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
試
(
こころみ
)
に問う、天下の人いかに、外に忠実なる
僕
(
しもべ
)
のごときは、内に
暴戻
(
ばうれい
)
なる旦那なり。
出
(
い
)
でては仁慈優愛なるもの、
入
(
い
)
っては残忍
酷薄
(
こくはく
)
にて、
隣家
(
となり
)
の娘に深切なるもの、
己
(
おの
)
が細君には軽薄なり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
風呂敷から血に染つた片腕を出された時には、社長も顔色を失つて、逃げ掛けたサウですが、
其裾
(
そのすそ
)
を
捉
(
とら
)
へて悲惨なる労働者の境遇を説き、資本家制度の残忍
暴戻
(
ばうれい
)
を涙を
揮
(
ふる
)
つて論じたのには
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
醜惡
(
しうを
)
、
獰猛
(
だうまう
)
、
暴戻
(
ばうれい
)
のたえて異なるふしも無し。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“暴戻”の意味
《名詞》
荒々しく乱暴なこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
戻
常用漢字
中学
部首:⼾
7画
“暴戻”で始まる語句
暴戻恣睢