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明眸皓歯
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めいぼうこうし
ふりがな文庫
“
明眸皓歯
(
めいぼうこうし
)” の例文
旧字:
明眸皓齒
明眸皓歯
(
めいぼうこうし
)
、
白粉
(
おしろい
)
っ気も何にもないのに五体から健康な魅力を発散するような美しさ、江戸中の見世物の人気をさらったというのも無理はありません。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
隠してしまうには惜しいくらいな
明眸皓歯
(
めいぼうこうし
)
のりりしい男まえを深々と天蓋におおって、間道を今度こそは板橋口へ一刻を争うように足を早めました。
右門捕物帖:03 血染めの手形
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
錦の
直垂
(
ひたたれ
)
に
緋縅
(
ひおどし
)
の
鎧
(
よろい
)
、
明眸皓歯
(
めいぼうこうし
)
の大若衆、眼も覚めるばかり美しい中に勇気と気高さとを兼ね備えた、天晴れ勝れた大将振りに、一同はハッと頭を下げた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
この公使館に、
頗
(
すこぶ
)
る優美な女がいた。
明眸皓歯
(
めいぼうこうし
)
、風姿
楚々
(
そそ
)
たる、二十三、四の独身の
秘書
(
ステノ
)
であったが、私は、この
お嬢さん
(
セニョリータ
)
に、ゾッコン上せあがってしまった。
雷嫌いの話
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
氏の人品、氏の器量、氏の
明眸皓歯
(
めいぼうこうし
)
、———総べては此の一夜のために用意されてゐたかと見えた。
青春物語:02 青春物語
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
その美代子さんは既に女学校を卒業して、
白粉
(
おしろい
)
を濃く塗り始めた。もうお河童さんじゃない。
明眸皓歯
(
めいぼうこうし
)
の美人だ。あれを考え、これを考えて、銀さんは昨今気が気でない。
心のアンテナ
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
陛下は
稀
(
まれ
)
に見る美人でおわしました。
明眸皓歯
(
めいぼうこうし
)
とはまさにこの君の御事と思わせられた。いみじき御才学は、包ませられても、御詠出の御歌によって
洩
(
も
)
れ
承
(
うけたま
)
わる事が出来た。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
振り向いて見ると、月光を浴びて
明眸皓歯
(
めいぼうこうし
)
、
二十
(
はたち
)
ばかりの麗人がにっこり笑っている。
竹青
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
眸
漢検1級
部首:⽬
11画
皓
漢検1級
部首:⽩
12画
歯
常用漢字
小3
部首:⽌
12画
“明眸皓”で始まる語句
明眸皓齒