“めいぼうこうし”の漢字の書き方と例文
語句割合
明眸皓歯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この公使館に、すこぶる優美な女がいた。明眸皓歯めいぼうこうし、風姿楚々そそたる、二十三、四の独身の秘書ステノであったが、私は、このお嬢さんセニョリータに、ゾッコン上せあがってしまった。
雷嫌いの話 (新字新仮名) / 橘外男(著)
氏の人品、氏の器量、氏の明眸皓歯めいぼうこうし、———総べては此の一夜のために用意されてゐたかと見えた。
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その美代子さんは既に女学校を卒業して、白粉おしろいを濃く塗り始めた。もうお河童さんじゃない。明眸皓歯めいぼうこうしの美人だ。あれを考え、これを考えて、銀さんは昨今気が気でない。
心のアンテナ (新字新仮名) / 佐々木邦(著)