“明室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきま50.0%
みんしつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くだんの次の明室あきまを越すと、取着とッつきが板戸になって、その台所を越した処に、松という仲働なかばたらき、お三と、もう一人女中が三人。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かかとの音して、するすると、もすそ気勢けはいの聞ゆるのも、我ながら寂しい中に、夢から覚めたしるしぞ、と心嬉しく、明室あきまの前を急いで越すと、次なる小室こべやの三畳は、湯殿に近い化粧部屋。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
七国の事、七国の事、嗚呼ああ是れ何ぞ明室みんしつと因縁の深きや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)