モト)” の例文
旧字:
家に、防ぐ筈の石城シキが失せたからだと、天下中の人が騒いだ。其でまた、とり壊した家も、ぼつ/″\モトに戻したりしたことであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
君モ足モトノ明ルイウチニ、魏ヘ移ッテ、モトノ羅侯子ヲ興スベキデハナイカ。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寺に住みついたのもあり、村方に預けられたのもありますが、島の人の教育は、大抵、流人がしてくれたのです。モトからもわりあひに、純良な住民ではあつた様です。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)