“日蔭町”の読み方と例文
読み方割合
ひかげちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日蔭町(ひかげちょう)の寄席(よせ)の前まで来た私は、突然一台の幌俥(ほろぐるま)に出合った。私と俥の間には何の隔(へだた)りもなかったので、私は遠くからその中に乗っている人の女だという事に気がついた。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
種彦は今日(きょう)しも老体の身に六月大暑(だいしょ)の日中をもいとわず、予(かね)てより御目通(おめどお)りを願って置いた芝(しば)日蔭町(ひかげちょう)なる遠山左衛門尉様(とおやまさえもんのじょうさま)の御屋敷へと人知れず罷(まか)り越したのである。仔細(しさい)というは外(ほか)でもない。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「じき其処なの、日蔭町(ひかげちょう)の古着屋なの。」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)