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トランク
ふりがな文庫
“
旅行鞄
(
トランク
)” の例文
真先
(
まっさき
)
に来たのは白い革の
旅行鞄
(
トランク
)
で、それがあちこち
擦
(
す
)
り剥けているところは、旅に出たのは今度が初めてではないぞといわんばかりだ。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
が、逃亡のつもりで盗品全部はすべて
旅行鞄
(
トランク
)
の中に納めてあったのだろう、さすがに出てきたのは貴金属類を除いた証拠品ばかり。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
でドーブレクを自動車に乗せまして、と申しても実は、
旅行鞄
(
トランク
)
の中へ押入れまして、自動車の屋根の上へ乗せて、
巴里
(
パリー
)
へ参る途中でした。
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
さうして、その日の用意萬端は、
整
(
とゝの
)
つてゐた。少くも私だけは、最早何もすることがなかつた。私の小さな居間の壁際には、荷造りして、鍵をかけ、綱をかけられた
旅行鞄
(
トランク
)
が、一列に並んでゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
旅行鞄
(
トランク
)
についで、
木目
(
もくめ
)
白樺で
象嵌
(
ぞうがん
)
をほどこしたマホガニイの手箱だの、長靴の型木だの、青い紙に包んだ鶏の丸焼だのが持ちこまれた。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
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中型の
旅行鞄
(
トランク
)
が二つ、角から粗末なボール函を
覗
(
のぞ
)
かせた、思い出してほんのその辺で買ったといわんばかりの、紙包みが一つ。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
そう言いながら、彼はそこから
肩掛
(
ショール
)
だの、ハンカチだのを、まるで自分の
旅行鞄
(
トランク
)
からでも取り出すように無頓着に曳っぱり出したものである。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
問題のボール函包みは無造作に網棚に
抛
(
ほう
)
り上げられてある。
旅行鞄
(
トランク
)
の一つは
足許
(
あしもと
)
に、もう一つの小型の方は、大切そうに脇に引きつけられてある。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
車を出迎えて扉を開いたユアンは、やがて
旅行鞄
(
トランク
)
を書斎の中へ
搬
(
はこ
)
び入れたのであったが、出て行こうとするそのユアンを
遮
(
さえぎ
)
って私は丁寧な礼をした。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
さて、馭者のセリファンは、朝早く例の
半蓋馬車
(
ブリーチカ
)
に馬をつけるように言いつけられた。ペトゥルーシカは宿に残って部屋と
旅行鞄
(
トランク
)
の番をしておれとの命令だ。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
そして給仕のユアンを呼んで、手廻りの物を
旅行鞄
(
トランク
)
に詰めさせた。サンタルシアが丘の別荘へ行って、残りの四日間を過ごそうというつもりであった。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
旅行鞄
(
トランク
)
の中から捜し出した
*10
ラワリエール公爵夫人の著書を読んだり、手箱の中からいろんな持物や書附を出して調べたり、二三の書類を改めて読み返してみたりしたが
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
鞄
漢検準1級
部首:⾰
14画
“旅行”で始まる語句
旅行
旅行中
旅行者
旅行券
旅行商人
旅行先
旅行李
旅行隊
旅行免状
旅行馬車