“旅程”の読み方と例文
読み方割合
りょてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよあすは出発という日の夕方、一同はこわれた甲板かんぱん食卓しょくたくをならべて、しばらくの別れをおしんだ。旅程りょていは四日だが、名も知らぬ土地である。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
運命を自覚した影の薄い童子たちは、かろうじて通じている電車で旅程りょていに出るのだ。いろいろの不可知ふかち要素のともなっているこの生別せいべつは、万感深きものがあった。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)