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断続
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きれぎれ
ふりがな文庫
“
断続
(
きれぎれ
)” の例文
旧字:
斷續
黄昏
(
たそがれ
)
ちかき野山は
夕靄
(
ゆうもや
)
にかくれて次第にほの
闇
(
くら
)
く蒼黒く、
何処
(
いずく
)
よりとも知れぬ
蛙
(
かわず
)
の声
断続
(
きれぎれ
)
に聞えて、さびしき墓地の春のゆうぐれ、
最
(
いと
)
ど静に寂しく暮れてゆく。
父の墓
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
というような文句が
断続
(
きれぎれ
)
に聞えます。
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
香る、美くしき言葉も
断続
(
きれぎれ
)
に……
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
況
(
まし
)
て
鎖
(
とざ
)
されたる
家
(
いえ
)
の内は殆ど真の闇であったが、彼は
危
(
あやう
)
くも吹き倒されんとする
雪風
(
ゆきかぜ
)
を
凌
(
しの
)
ぐ為に、
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も一歩踏み込もうとする途端に、内には怪しい
唸声
(
うなりごえ
)
が
断続
(
きれぎれ
)
に聞えた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“断続”の意味
《名詞》
断 続(だんぞく)
切れたり続いたりすること。
(出典:Wiktionary)
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
続
常用漢字
小4
部首:⽷
13画
“断続”で始まる語句
断続用
断続吹鳴