數寄屋すきや)” の例文
新字:数寄屋
が、兎に角、近頃の大物で、番所へ止め置くわけにも行かず、平次、ガラツ八、勘助の三人で數寄屋すきや橋まで送らうと言ふ時
その何家なにやだからないが、御支配人ごしはいにんがズツと先生せんせいみちびくと、ひとつゑぐらうといふ數寄屋すきやがかりの座敷ざしきへ、折目をりめだかな女中ぢよちうが、何事なにごとぞ、コーヒーいり角砂糖かくざたうさゝげてた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)