“敵陣”の読み方と例文
読み方割合
てきじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おおきくひらいたかおがだるまのようになって、敵陣てきじんがけて、一塊ひとかたまりとなって、んでいった友軍ゆうぐん姿すがたが……。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今走者と球との関係を明かにせんに走者はただ一人敵陣てきじんの中を通過せんとするがごとき者、球は敵の弾丸だんがんのごとき者なり。
ベースボール (新字新仮名) / 正岡子規(著)
「その意気いきをもってするからには、たとえ敵陣てきじんのかこみのうちに、無念むねんおにとなろうとも、わしは心残こころのこりではない」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)