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数度
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すど
ふりがな文庫
“
数度
(
すど
)” の例文
旧字:
數度
お島が
数度
(
すど
)
の交渉の後、到頭また養家へ帰ることになって、青柳につれられて家を出たのは、或日の晩方であった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼はその薄青いペンキの光る内側で、額に仕立てたミュンヘン
麦酒
(
ビール
)
の広告写真を仰ぎながら、
肉刀
(
ナイフ
)
と
肉叉
(
フォーク
)
を
凄
(
すさ
)
まじく闘かわした
数度
(
すど
)
の記憶さえ
有
(
も
)
っていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼は矢来の坂を
下
(
お
)
りながら変な男があったものだという観念を
数度
(
すど
)
くり返した。田口がただでさえ
会
(
あ
)
い
悪
(
にく
)
いと云ったのは、こんなところを指すのではなかろうかとも考えた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“数”で始まる語句
数
数多
数珠
数寄
数奇
数々
数寄屋橋
数寄屋
数寄者
数年