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散銭
ふりがな文庫
“散銭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ばらせん
66.7%
ちりせん
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばらせん
(逆引き)
そして汚れた巾着から
散銭
(
ばらせん
)
を二つ三つ取り出して、
態
(
わざ
)
と道の上に落した。お鳥目はかちんと音をたてて、上人の
脚
(
あし
)
もとで二三度くるくると舞つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
散銭
(
ばらせん
)
に色々文字替りがあるやうに、
顔立
(
かほだち
)
で
別
(
わ
)
けると女にも色々種類はあるが、大抵は
皆
(
みんな
)
男に親切なものさ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
散銭(ばらせん)の例文をもっと
(2作品)
見る
ちりせん
(逆引き)
かりに団十郎が五万円取ったとしても、市川団十郎として初めて大阪へ乗込む以上、芝居道の習慣として諸方へ配る土産その他の
散銭
(
ちりせん
)
はおびただしいものだ。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
散銭(ちりせん)の例文をもっと
(1作品)
見る
“散銭”の意味
《名詞》
散銭(さんせん、ちりせん、ばらせん)
(さんせん)神仏に捧げる金銭。
(ちりせん:「散り銭」とも表記)雑多な費用。
(ばらせん)少額の金銭。
(出典:Wiktionary)
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
“散”で始まる語句
散
散々
散歩
散乱
散髪
散佚
散切
散財
散在
散策
“散銭”のふりがなが多い著者
薄田泣菫
岡本綺堂