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ばらせん
ふりがな文庫
“ばらせん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
散銭
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
散銭
(逆引き)
そして汚れた巾着から
散銭
(
ばらせん
)
を二つ三つ取り出して、
態
(
わざ
)
と道の上に落した。お鳥目はかちんと音をたてて、上人の
脚
(
あし
)
もとで二三度くるくると舞つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
散銭
(
ばらせん
)
に色々文字替りがあるやうに、
顔立
(
かほだち
)
で
別
(
わ
)
けると女にも色々種類はあるが、大抵は
皆
(
みんな
)
男に親切なものさ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
尤
(
もつと
)
も
画家
(
ゑかき
)
などいふものは、無駄口と
同情
(
おもひやり
)
は
他
(
ひと
)
一
倍
(
ばい
)
持合せてゐる癖に、金といつては
散銭
(
ばらせん
)
一つ持つてない
輩
(
てあひ
)
が多いが、さういふ
輩
(
てあひ
)
は財布を
開
(
あ
)
ける代りに、青木氏を自分の
宅
(
うち
)
に連れ込んで
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それを見ると、
姥
(
ばあ
)
さんは火のやうに
憤
(
おこ
)
つて、折角の売物を代なしにした、是非引取つて貰はうと懸合つたが、王羲之は黙つて財布を
揮
(
ふ
)
つてみせた。財布には
散銭
(
ばらせん
)
一つ鳴つてゐなかつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
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