“擲(う)” の例文
自分で吐く叫びによって擲(う)ち殺されるのだ。噴火によってわたしたちは死ぬのだ。
宝永噴火 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
と浪頭(なみがしら)のように巻き返した大勢は、その時どッと横合から槍、大刀を閃(ひら)めかして来たのを、浪人は玄蕃の一刀を後ろへ摺(す)り抜(ぬ)け、持ったる鉄扇に力をこめて、ピシリッと馬の尻を擲(う)ったので
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)