“投擲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうてき75.0%
うっちゃ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを一層極端にしたのが大坪砂男の「天狗」で、石弓のしかけで死体を遠くへ投擲とうてきする。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
私はスポーツにはやゝ天分があつて、特にヂャムプは我流の跳び方だけでインターミドルに入賞したり、関東だけだつたら、投擲とうてきでもハードルなどでも勝てるし、野球や柔道も巧かつた。
処女作前後の思ひ出 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
『だからね、母が何と言っても所天あなた決して気にしないで下さいな。気狂きちがいだと思って投擲うっちゃって置いて下さいな、ね、後生ですから。』
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『そういうことなら投擲うっちゃって置く訳に行かない。』と僕はいきなり母の居間に突入しました。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)