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操人形
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あやつりにんぎょう
ふりがな文庫
“
操人形
(
あやつりにんぎょう
)” の例文
夜、この村で
操人形
(
あやつりにんぎょう
)
があると言うので、二人で見に行くことにした。
晩餐
(
ばんさん
)
がすむと、S君の襟巻を借りて、それで頭からスッポリと包んで目ばかり出した。
土淵村にての日記
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
彼は
此等
(
これら
)
の光景が見えなくなろうとする前、今一度振向いて最後の
瞥見
(
べっけん
)
をなした。
操人形
(
あやつりにんぎょう
)
の様な紳士は降り立っても同じ事を繰返して居た。刑事と車掌は何か云って
居
(
お
)
った。
乗合自動車
(新字新仮名)
/
川田功
(著)
しかし後には立派な
操人形
(
あやつりにんぎょう
)
の座元が出来まして、諸国を興行して廻るという事になりました。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
こっちでは
拳
(
けん
)
を打ってる。よっ、はっ、と
夢中
(
むちゅう
)
で両手を振るところは、ダーク一座の
操人形
(
あやつりにんぎょう
)
よりよっぽど
上手
(
じょうず
)
だ。向うの
隅
(
すみ
)
ではおいお
酌
(
しゃく
)
だ、と徳利を振ってみて、酒だ酒だと言い直している。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
昨日
(
きのう
)
まで舞台に躍る
操人形
(
あやつりにんぎょう
)
のように、物云うも
懶
(
ものう
)
きわが小指の先で、意のごとく立たしたり、寝かしたり、
果
(
はて
)
は笑わしたり、
焦
(
じ
)
らしたり、どぎまぎさして、面白く興じていた手柄顔を、母も
天晴
(
あっぱ
)
れと
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
操
常用漢字
小6
部首:⼿
16画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“操人形”で始まる語句
操人形座