トップ
>
撲殺
>
なぐりころ
ふりがな文庫
“
撲殺
(
なぐりころ
)” の例文
妖怪より
余程
(
よつぽど
)
怖い馬鹿だもの、今夜はもう意見をするんぢやあないから
謝罪
(
わび
)
たつて承知はしない、
撲殺
(
なぐりころ
)
すのだから左様思へ
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「それでね、出来るものならふん
捕
(
づかま
)
えて畜生
撲殺
(
なぐりころ
)
してやろうと思って、こう胸ッくそが悪くッて、じっとしていられねえんで、まったくでさ、ふらふらして
歩行
(
ある
)
いたんで。」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
撲殺
(
なぐりころ
)
して
占
(
し
)
め損い、
遁
(
に
)
げんとして
馬丁
(
べっとう
)
に
見露
(
みあらわ
)
され、書生のために捕えられて、玄関に
引摺込
(
ひきずりこ
)
まれし、年老いたる
屠犬児
(
いぬころし
)
は、
破褞袍
(
やれおんぽう
)
を
衣
(
き
)
て荒縄の帯を
〆
(
し
)
め、
踵
(
かかと
)
の
辺
(
あたり
)
は摺切れたる
冷飯草履
(
ひやめしぞうり
)
を片足脱ぎて
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“撲殺”の意味
《名詞》
撲 殺(ぼくさつ)
手や道具(棒など)を使って人や動物を撲り殺すこと。
(出典:Wiktionary)
撲
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“撲殺”で始まる語句
撲殺場