トップ
>
播磨屋
>
はりまや
ふりがな文庫
“
播磨屋
(
はりまや
)” の例文
「この人ね」おそのは男のほうへ手を振って云った、「
播磨屋
(
はりまや
)
のお弟子で菊太郎というの、菊ちゃん、これいつか話したあたしの娘のおしのよ」
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
大門口
(
おおもんぐち
)
の
播磨屋
(
はりまや
)
で、二合の酒にあぶたまで飯を食って、勘定が百五十文、そいつがまた俺には忘れられねえ味合だ
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ぼくが
可笑
(
おか
)
しがって、
吹出
(
ふきだ
)
すと、あなたも声を立てて、笑いながら、『土佐の高知の、
播磨屋
(
はりまや
)
橋で、
坊
(
ぼう
)
さん、
簪
(
かんざし
)
、買うをみた』と
裾
(
すそ
)
をひるがえし、
活溌
(
かっぱつ
)
に、踊りだしました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
一月十八日
谷中
(
やなか
)
本行寺
(
ほんぎょうじ
)
。
播磨屋
(
はりまや
)
一門、水竹居、たけし、立子、秀好。
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
それから君、幕府の
用途方
(
ようどかた
)
で
播磨屋
(
はりまや
)
という家へ押しかけた。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
「
播磨屋
(
はりまや
)
さんの
大蔵卿
(
おおくらきょう
)
、大変にいいんですとさ。」
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
得石は
咳
(
せき
)
をし、指の背で口髭を撫でた、「酔っぱらって頭がどうかしたな、酒屋というのは
播磨屋
(
はりまや
)
だろう、勘定は毎月きちんと払って、受取がちゃんと取ってあるじゃないか」
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
片手は
播磨屋
(
はりまや
)
をきめこんで小手をかざして海のあたりをながめているのは、多分、江戸へ見世物にやられた時分、どこかの楽屋で、見よう見まねをしたものの
名残
(
なご
)
りかと思われる。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
播
漢検準1級
部首:⼿
15画
磨
常用漢字
中学
部首:⽯
16画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“播磨屋”で始まる語句
播磨屋橋