“播磨屋”の読み方と例文
読み方割合
はりまや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この人ね」おそのは男のほうへ手を振って云った、「播磨屋はりまやのお弟子で菊太郎というの、菊ちゃん、これいつか話したあたしの娘のおしのよ」
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
大門口おおもんぐち播磨屋はりまやで、二合の酒にあぶたまで飯を食って、勘定が百五十文、そいつがまた俺には忘れられねえ味合だ
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ぼくが可笑おかしがって、吹出ふきだすと、あなたも声を立てて、笑いながら、『土佐の高知の、播磨屋はりまや橋で、ぼうさん、かんざし、買うをみた』とすそをひるがえし、活溌かっぱつに、踊りだしました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)