“播磨屋橋”の読み方と例文
読み方割合
はりまやばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土佐とさ高知こうち播磨屋橋はりまやばしのそばを高架電車で通りながら下のほうをのぞくと街路が上下二層にできていて堀川ほりかわ泥水どろみずが遠い底のほうに黒く光って見えた。
三斜晶系 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それが夢の中で高知の播磨屋橋はりまやばしを呼び出し、また飛行機の構造か何かが二重層の文化街を暗示したのではないかと思われる。後の場面に現われた土佐とさの山脈もまたここに縁を引いているかもしれない。
三斜晶系 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)