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描写
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びょうしゃ
ふりがな文庫
“
描写
(
びょうしゃ
)” の例文
彼の顔には、白い
布
(
ぬの
)
がかぶせてあった。博士は、その布をのけて宮川の後頭部をしらべたが、そこには
描写
(
びょうしゃ
)
のできないほどのひどい傷があった。
脳の中の麗人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかもそれが、美しい
風景
(
ふうけい
)
の
描写
(
びょうしゃ
)
とともに、ゆたかな空想力によって、じつにすばらしい物語となっているのです。
「ニールスのふしぎな旅 上」まえがき
(新字新仮名)
/
矢崎源九郎
(著)
これは現代の若き女性気質の
描写
(
びょうしゃ
)
であり、
諷刺
(
ふうし
)
であり、
概観
(
がいかん
)
であり、逆説である。長所もあれば短所もある。読む人その心して
取捨
(
しゅしゃ
)
よろしきに従い
給
(
たま
)
え。
現代若き女性気質集
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
どうも競馬を本当に
描写
(
びょうしゃ
)
した文学はないね、競馬は女より面白いのにね、僕は競馬場へ女を連れて来る
奴
(
やつ
)
の気が知れんのだ、競馬があれば僕はもう女はいらんね
競馬
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
読んでいる人が、どこかで見たと思うくらいに、いきいきとえがかれている人物も、しみじみとした感情も、それから、しゃれたユーモアも、美しい自然の
描写
(
びょうしゃ
)
もよ。
ペンとインキつぼ
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
空想物語の構成は日を
逐
(
お
)
うて巧みになる。想像による情景
描写
(
びょうしゃ
)
はますます
生彩
(
せいさい
)
を加えて来る。自分でも意外な位、色々な場面が
鮮
(
あざや
)
かにかつ
微細
(
びさい
)
に、想像の中に浮び上って来るのである。
狐憑
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
すると
突然
(
とつぜん
)
一人の娘が、そっと立ち上がるのよ。……ここのところは、よく
描写
(
びょうしゃ
)
しなければいけないわ。月の光を浴びて、その娘が静かに立ち上がるところや、ほかの友達がびっくりする有様をね。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
“描写”の意味
《名詞》
描 写(びょうしゃ)
感情や情景などを小説・絵画・音楽などにより写し表すこと。
(出典:Wiktionary)
描
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
写
常用漢字
小3
部首:⼍
5画
“描”で始まる語句
描
描出
描金
描示
描初
描割
描想
描成
描法
描直